Category: Wedding painting
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ライブ・ウェディング・ペインティングって何?!
アメリカで大ブームのライブ・ウェディング・ペインティング。結婚式にプロの画家に出張してもらい、式の様子をライブで(その場で)描いてもらう贅沢な嗜好が美意識の高いカップルのウェディングトレンドになっています。結婚式のお写真は誰でも撮りますよね。でも、絵画として残した人って一体どれくらいいらっしゃるでしょうか。 そのライブ・ウェディング・ペインティングが日本でも頼めるようになりました!イベントペインターがあなたの一生で一番幸せな日、結婚式のシーンをキャンバスに残します。 絵って不思議です。見る人によって受け止め方も違いますし、その時の状況で好みも変わります。絵は会話を生み出します。絵は人を癒してくれます。なんとなくボーっと眺めたり。花を飾るように家にアートを飾るときっと生活が潤ってきます。 私も描いてもらいたかった~!と残念に思われているあなた。ご安心ください。お写真からも承ります。 お問い合わせ
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カスタムオーダー絵画の可能性
長引くコロナ禍において人との交流が制限される中、家族や友人とのつながりを渇望する人が増えているのではないでしょうか。また、これまで以上に長くなった家で過ごす時間を、より豊かなものにしたいと考える人も増えたのではないでしょうか。そこで注目したいのが絵画の可能性です。米ハイスクール時代から30年以上カスタムオーダーの絵画を描き続けるペイトン友子が、依頼者の様々なニーズに応えながら伝統的な肖像画の概念を覆すサービスを提供します! 今日では、誰でも簡単に写真や動画が撮れるようになりましたが、完璧な理想の写真を所持する人は意外と少ないものです。実際、私のもとには様々なお悩みを持つ依頼者がご相談に訪れます。「母の米寿祝いに家族全員で集まってお祝いをしたかったが、この状況でそれが叶わない。数枚の写真を基に、家族全員揃った絵を描いてほしい。孫には母の手編みのセーターを着せて」「いつか結婚式を挙げたいね、と話していた夫がある日突然天国に旅立ってしまった。フォトショップで加工してみようと思ったが、なんだか不自然でオシャレじゃない。 夫の写真を基に、 ペイトンさんの描くソフトな絵で叶わなかった結婚式を形にしてほしい」「亡くなった父とバージンロードを歩く絵を描いてほしい」「結婚式で撮った写真は沢山あるが、大切なメンバー全員が収まっている写真が1枚もない」等、お悩みは様々です。でも、諦めないでください!私の手にかかれば、これらのお悩み全てを解決することが可能です! 私は絵を提供することしかできませんが、少しでもみなさまの夢を叶えるお手伝いができるよう、それぞれの想いとドラマを丹念に絵画に落とし込むべく日々筆をふるっております。一般の肖像画家さんが対応しない特殊なリクエストにも柔軟に向き合いますので、カスタム・オーダーの絵画にご興味のある方はお気軽にお問合せくださいませ!お問い合わせ:atelierpayton@gmail.com
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私が会社員を辞めて画家になったわけ
2020年のお正月休みのある夜、家でアメリカの記事をネットサーフィンしていたところ、たまたまある衝撃的な写真が目に入りました。女性の画家が、自分と同じような伝統的な技法を用いた絵画を、驚くことに結婚式が行われている最中に、式場の中で優雅に描いている様子でした。オーケストラの生演奏とともに、その女性画家が「生」で絵を描いているのです!なんということでしょう!!記事を読むと、アメリカの結婚式ではライブペインターという職業の人がいて、結婚式当日に会場に入ってもらい、式の様子をリアルタイムで絵画に描き起こしてもらう「ライブ・ウェディング・ペインティング」というサービスがトレンドになっているということを知りました。 <以下、私が衝撃を受けたアメリカのライブ・ウェディング・ペインティングに関する記事> ちなみにAgnesさん(写真上)は今ではすっかり仲良しになり、ライブ・ペインティングの画力を上げるテクニックを教えてくれる大切な師匠です! うっとりするほど人間愛に溢れた美しい絵画と、優雅でありながら非常に斬新な演出を目にした瞬間、稲妻に打たれたような衝撃を受けました。 それを知ってしまった私は、こんな素敵な演出は日本でも提供すべきだ、それを担うのは自分しかいないとすぐに行動に出ました。そして2週間後には初めてのライブ・ウェディング・ペインティングをやっている自分がいました(ちなみにその頃の私は忙しすぎて7年くらいまともに絵を描いてなかったのです!)。コロナが日本に上陸する少し前の話です。 それまでの私は、ワンオペ育児と、スピードを求められるストレスフルな本業の両立に疲弊しており、絵のオーダーを受ける気力も体力もクリエイティヴィティも失いつつありました。かつて絵が上手いと絶賛され、新聞の取材まで受けた米ハイスクール時代。卒業後、日本に帰国。それなら芸術界の東大といわれる東京藝大に入るものだと安易に考え、都内の有名美術予備校に通っていた時期がありました。30年近く前の話です。数ヵ月通うと、予備校のクラスメートが実は2浪、3浪、4浪の人までいたり、現役の私立美大生徒が藝大受験準備の為に混ざっていたこと、講師の中には8浪(?!大学に2回いけますよね・・汗)して藝大に入ったという強者までいるなど衝撃な事実を知るようになりました。アメリカで取材を受け、校内でMost artistic student of the year(最もアーティスティックな学生)に選ばれ、勘違いして帰国した私は、予備校の彼らのように芸術を模倣するような生き方をしていく覚悟がないことを実感し、怖くなって学校を辞めてしまいました。真剣に挑戦する前に道を断つことに挫折感もありましたが、芸術家になることは大変なことだ、普通でいいからちゃんと食べていけることの方が優先ではないかと・・(その考えは今でも否定できない自分がいます・・)。事実、藝大や美術系の大学に行かなくても好きな絵を続けていくことはもちろんできました。むしろ安定した収入があったからこそ、結婚も出産もマイホームも手に入れ、生活の心配をすることなく、時々絵を描いて、お客さまにも安価な作品を提供することができると自負していました。 が・・・安定とそこそこお金に困らない生活を手に入れたはずでしたが、そのアメリカの「ライブ・ウェディング・ペインティング」の美しい演出にすっかり虜になり、絵の持つ美とパワーを誰よりも欲していたのは、一息つく間もなく仕事と育児に疲れ果てた副業画家の自分でした。 これを日本にも広めたい、多くの人々に届けたい、そしてとにかく絵が描きたい衝動が抑えられなくなっていきました。大昔、Jane Packer Flowersバンケットチームのフラワーコーディネーターとしてブライダル業務の経験もあることから、ブライダルに関しては全くの素人ではないではない。会社定年後にフルタイムの画家になることを楽しみにしていた私は、45歳で急遽別の方向に舵を切りはじめました。先延ばしにしていた「本当にやりたかったこと」は今やろう、人生を掛けて挑戦してみようと開業届を出しました。開業後、いきなりコロナが襲いましたが、自分の直感を信じて、その10か月後には13年間お世話になった会社を退職しました。